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海外のTVドラマを楽しむブログ

Dunkirk (2017) ダンケルク

 戦争映画がミュージカルより嫌いです(わかりづらい?)。されどクリストファー・ノーラン監督作品なので行こうとは思っていたのです。とにかくそれほど好きでもないジャンルの映画を観る気になったのは、ノーラン作品であることと、どんより落ち込む出来事があって、ちょっと生命力が弱っていたので、生死に関わる映画でも観て自分に活を入れようと思ったからかもしれない。

Dunkirk ダンケルク

 最初のシーンで、「ダークナイト・ライジング」のワンシーンが思い浮かんだけれど、もう次の瞬間にはダンケルクの世界に引き込まれていった。ずっとドキドキなんだよ、この映画。陸・空・海とそれぞれのドラマとそれぞれのヒーローがいて、すぐそこにある故郷に帰ろうと必死になるイギリス兵たちがいて。

 「ダークナイト・ライジング」では全然思わなかったけど、トム・ハーディーかっこよかったな。それにもましてカッコイイのは民間人の親子なんですが。

 日本人の立場的にどうなんだろうと思ったけれど、ドイツ軍が英仏軍を追い詰めたのはきっかけに過ぎず、どちらの立場であろうとこの状況に置かれた人の心理なんてこういうものだろうと思う。違いがあるとすれば、兵士たちに振る舞われるのは、必ず紅茶とジャムの塗られたパンだということくらいか。セリフが極端に少なく、誰も話をしないままどんどんストーリーが進んでいくのも違和感がなかった。

 観てよかった。第2次世界対戦でドイツ軍に追い詰められたイギリス兵を、民間人が救いに行く話だというくらいの前提知識だったので、この作品に込められたすべてのエキスを吸収してきたとは思わないけれど、今の自分に必要なものは持って帰ってきた。

The Making of Dunkirk (英語) ハードカバー