Shadow Dancer (2012) シャドー・ダンサー
Trust no one な話。ミルドン系(見るとどんよりする)映画。
1990年代、北アイルランド。息子を守るために、イギリスMI5のスパイになったIRA活動家の女性コレットとその家族の物語。
IRAもMI5も、やるかやられるかの戦いなのでどちらも必死だ。アイルランドとイギリスの合作とあってか、善悪はつかないストーリーになっている。当事者の中でも戦いを望む気持ちが少ない人が犠牲になっていて、心臓を後ろからグイッと掴まれるような感覚になる。見終わった後味はよくない。
MI5のスパイ活動と、IRAの活動の時とで、コレットの衣装が赤と青に使い分けられてたというのは、私のは気のせい?
ところでジリアンは、MI5でコレットをスパイにするために動いていたエージェント、マックの上司ケイト。でも、これには裏があって、マックの作戦は、これを包括するもっと大きな作戦の1つでしかなかった。ケイトは、MI5のあるスパイを守るための囮としてマックを動かしていたのだ。それが、シャドー・ダンサー。結局 、マックはコレットに入れ込んじゃって、作戦を見破るんだけど、それが破滅への道だった。美人はやっぱり簡単には死なないのか。
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