今日のドラマはアメリカン

海外のTVドラマを楽しむブログ

Trapped in Silence (1986)

「檻のなかの子」原作:トリイ・ヘイデン

見てしまいました。

DVDの商品紹介にはCC対応って書いてあったのに、開けてみたら何もなし。

う~む、でもそんなことにはめげないぞ!と気合でみました(笑)。

ケヴィンは、継父とのつらい体験から心を閉ざし誰とも話をしない子だったのが、セラピストのジェニファーとの交流からだんだんと自分の未来に向かって歩き始める。

キーファーが、ここでもすごい。まだ10代でしかもそれほど経験もない頃だと思うんだけど、セリフの無いところでの感情表現がすごく上手い。表情や体で見事に表現している。なんて子だ!「ギルバート・グレイプ」のディカプリオをふと思い出してしまったけど、あれ以上かな。口がきけるようになって、自分のことを切々と語るところは、ジェニファーと一緒に泣いてしまった。ピザ屋に行くときの場面はサイコーにケヴィンがかわいい。久しぶりに触れる外の世界にケヴィンは緊張しまくり。店に入って席についても注文どころではない。「ボク、吐きそう」とか言って、ジェニファーがカウンターにオーダーしにいってる間に、例のごとくすぐにテーブルの下にもぐってしまうのだが、、、。そこでのジェニファーやりとりはとても微笑ましい。

最初は、単に、今のキーファーの若い頃の作品だからと思って見ただけだけど、非常によい作品でした。

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Trapped in Silence

原作を読んで、この作品がかなり原作に忠実に作られていたことがわかった。実際は、もっといろんな事件が起こるんだけど、それを一生懸命コンパクトにしたんだなっていうのがよくわかった。気に入っていたピザ屋のシーンは、原作では違う店になっていて、ジェニファーはピザではなく、ポテトを食べながらホットチョコレートを飲み続けていたらしい(笑)。でもそこでのケヴィンの行動は原作通りだった。