The X-Files 10-3 Mulder & Scully Meet the Were-Monster トカゲ男の憂鬱
不本意ながら人間になっちゃったトカゲ男の巻。
モルダーはいつものように自分のデスクに座って、毎度おなじみの黄色い鉛筆を、いつものように天井に・・・ではなく、壁のポスターに向かってダーツのように刺している。そこにスカリー登場。相変わらずスカリーのデスクはないので、いつものようモルダーのデスクの前の椅子に座る。
堰を切ったように喋り出すモルダー。まるで、14年間のブランクを埋めるかのように。しかも、語る内容が、全て自己否定。いや、もちろん彼は自分大好きなんで自身を否定はしないけど、自分たちが捜査してきたことがすっかり解決されていると嘆いている。
面白すぎるぞ、モルダー君
この始まり、コメディの香りがプンプンするね。そうだね、だって脚本、監督D.モーガンだもの。
ストーリーは、小ネタの連発で休む暇なしみたいな。見ながら笑いっぱなし。
相変わらずスマホの機能を使いこなせてないモルダーや、マジシャンのように、酒瓶や銃を取り出す出演者たち。
中でも"Bad Blood 吸血"を彷彿させるモーテルのシーン。モルダーの赤パン(笑)"Red Speedo!"、デイビッドもジリアンも反応してたね。ジリアン笑いすぎ。
他にもモーテルで、自説をしゃべりまくるモルダーに向かって「私の好きなモルダーだわ」なんてセリフをスカリーに言わせてみたり。このシーンのスカリーはホントにキュート♪
モルグでは、「楽しいだろ、スカリー」というモルダーに、「ええ、この楽しさを忘れてたわ」なんていう2人の会話。スカリーの答えは、まさにそのままこちらのセリフ。
オーディオコメンタリーでは、デイビッドとジリアンも参加していて、自ら「スカリーのパンツがタイトだ」とか「モルダーのネクタイが短い」と笑っていた。実は、私も本編を見ながら同じことを思っていたので、へ〜ぇ本人たちもそう思うのかぁと。
キム・マナーズの墓石や、この作品にジリアンの長女パイパーちゃんが参加していることを知って感慨深い。考えてみれば、もう彼女も立派なオトナだものね。
パイパーちゃんの名前の由来はこのエピソード⇨Piper Maru 海底
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他にも、白鯨ネタとかいろいろあって、ひとつひとつ取り上げてたらきりがない。今度、DM祭を開催しようかな。