The X-Files 11-4 The Lost Art of Forehead Sweat 失われた記憶
最近エイリアンが来ないのには理由があった。
その答えがわかるエピソードなのだ。それでいいのだ。
ある日、モルダーの前に元Xファイル課の同僚だったと言う男が現れた。モルダーもスカリーも全く記憶にない。その男が言うには、彼らに記憶を消されてしまっているからなのだと。
その男は「レジー」と名乗ったが、もちろんかつてのモルダーの先輩レジーではないよ。レジーとのシーンは出てきたけどね。ローン・ガンメンも一緒に!
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そこから彼がいた前提でオープニングテーマが流れ始め、スキナーのポジションにちゃっかり収まっている。Reggie Somethingという名前で。実はこの男、2つ前のエピソードに顔を出している。電子化されたファイルの中に。
世の中フェイクニュースブームだけど、誰も信じないようなニュースを作り真実を混ぜ込むと言うのはありかもしれない。ドクター・ゼイがモルダーに言ったように、"権力者が自分たちのやっていることを隠し通せる時代は終わった。"とまでは行かなくても、終わりつつあるのかも。
いつの世も、人は信じたいものを信じ、聞きたい情報だけを取りに行く。このエピソードは、最後まで前言をひっくり返し続けて終わっていく。どこを信じるかはアナタ次第のふざけたストーリーだけど、毎回違う目線で見てみるのも楽しいかも。
すべての答えを知ってしまったモルダー、残りの人生一体何をする?!
最近のモルダーとスカリー
どうやら2人は頻繁にデートしているようだ。レジーが現れた夜も2人はディナーの約束をしている。ラストシーンでは2人でゼリーをつついてみたり。「レジー」に会いに行くのも"デートだ、スカリー"とモルダーは言っている。
スカリーが子供の頃に食べたゼリーを見て思い出した。わたしも自分が子供の頃に食べたゼリーで、覚えている味があることを。別に、特別美味しかったからではなく、妙にあの食感が脳裏に引っかかっていて、大人になってから同じものがないかいろいろ試してみた記憶もある。結局、未だにそのゼリーには再会していない。もしかして、この記憶も・・・。